ユキは夜になっても部屋に戻ってこなかった。

こんなことは初めてのことだった。

気になったけどあたしはベットに入る。


もう少ししたらユキは帰ってくる。

前みたいに布団の中に入ってくる…

そのときはユキを優しく迎えよう。

そしてさっきのことを謝ろう…


だからあたしは、先にベットに入って布団をあたためた。

なのに…

いくら待ってもユキは戻ってこない…


その日の夜はとても寒くて、

気づけば雪が降っていた。

ユキと出会った日と同じように…