「未来…」

「ん?」

「…キス、しよ…」

「え…」


多岐君がゆっくり近づいてくる…

どんどん唇が近くなっていく…

あと数センチのときだった。

雪先生の顔が頭の中に浮かぶ…

笑ってる…


「…いや!」


気づけばあたしはその場所から逃げていた。