「明日は彼氏さんとデートなんだろ?」


あたしは叩くのを止め、こくりとうなずいた。


「そっか。楽しんでこいよ。」


そう言って空を見上げた。


「…明日はきっといい一日なるよ。星の妖精がいるからさ。」


そしてあたしも空を見上げる。


「そうですね…」


返事をしたあたしの声は、静かな夜空に響き渡った…