「…未来ちゃんさ、オレのこと避けてる?」

「そ、そんなことなんですよ。気のせいですって…」


単刀直入に言われ、ごまかしながらも否定した。

傷つけたくなかったから…

否定したんだよね…?


「ならいいけど…塾が始まる前に未来ちゃんが来なくなってほんと寂しいんだよ?」

「すいません…」


雪先生がごろんと芝生の上に寝転ぶ。

そして星が散らばっている夜空を見た。