あたしはふと自分の手を見た。

恵美ちゃんの血で赤く染まっている。

あたしは急いでトイレに駆け込んだ。


一生懸命手を洗う…

もう血の色は見えないのに、

何度も…何度も…


「とれない…とれないよぉ…」