「そういえばさ、休憩時間に何話してたの?」


ジュースを飲みながら帰っているといきなり多岐君に聞かれて吹いてしまった。


「おい、大丈夫か!?」

「うん、大丈夫。」


あたしはハンカチで口の周りを拭く。


「で、何話してたの?」

「何って…何でも…」


キスの話してたなんて言えるわけない。