「…やっぱ半年付き合ってキスなしじゃおかしいかな?」

「あったりまえじゃん!普通はキスくらいみんなしてるよ~私なんてその先もやってるし。」

「そうなんだ…ってえ!?」

「ちょっと麗華!未来は純粋なんだから変なこと吹き込まないで!」

「ごめんごめん。あ、噂をすれば…」


みんなが向く方を見てみるとそこには多岐君がいた。

クラスのみんなともなじんで仲良く男子たちと話している。

じっと見ていると、多岐君と目が合った。

あたしが手を振ると、振り返してくれた。

多岐君の優しさがジンジン伝わってきた。