夏休みも終わり、二学期が始まった。

あたしは新しい気持ちで迎えることができた。

これも多岐君がそばにいてくれたから…


「あれ~未来、何か変わったね~」

「ほんとだ~何か大人っぽくなった~」


久しぶりに聞く恵美ちゃんと麗華ちゃんの声が横から聞こえた。


「別に変わってないよーほら、髪長くなったからじゃない?」

「んー、何か違う気がする…」


恵美ちゃんが考え出す。

そのとき麗華ちゃんが手を叩いた。