「よし、始めにあれ乗ろ!」

「え、ちょっ…」


多岐君があたしの腕をつかんで走り出す。

あたしはいきなりのことに驚きながらも一緒に走った。

そして自然と笑顔がこぼれる。


なんだろう…すごく楽しい…


あたしは多岐君の後姿を見ながら少しときめく…


この気持ちは好きっていう気持ちなのかな…?

あたしは多岐君に恋したの…?