今日は多岐君と遊園地に行く日。

結局あたしは断れずに今日という日がやってきた。


ピンポーン…


朝、多岐君が迎えに来た。

あたしはあんまり気が乗らないまま玄関のドアを開けた。


「おはよ。」

「おはよ…」


そっけないあいさつを交わし、多岐君ちの車に乗る。

その車はとっても広くて、ほんとにお金持ちなんだなって思った。