「ほんとだよ~いつも未来は世話がやけるんだから~」


そう言ってあたしの髪をぐしゃぐしゃにする。


「未来、頑張れ。」


ふと見ると恵美ちゃんの目から涙が見えた。

その涙につられてあたしも泣いてしまった。

恵美ちゃんの優しさが痛いほど伝わっってくる。


本当に嬉しかった…


いつまでも泣いているあたしたち二人を、

沈んでいく太陽が優しく見守っていた…