「…麗華ちゃん、もういいんだ…」

「え?」

「もう雪先生のことはいいから…」


3人の間に沈黙が流れる。


あ…だめだ涙でそう…


あたしが必死に涙をこらえているのを知ったのか、恵美ちゃんは麗華ちゃんの腕をつかんでこう言った。


「私たち、ちょっとトイレ行ってくんね!」

「は?何で?意味分かんない。」

「いいから来て。」


そして教室から出て行った。