次の日からあたしはできるだけ一人でいないようにした。

一人でいるとすぐ雪先生のことを考えてしまうから…

できるだけ明るく…

できるだけ楽しく…

でもそんなことをしても頭のどこかで雪先生のことを考えていた。


「あ!そうだ未来ちゃん!」


放課後、恵美ちゃんと話していると麗華ちゃんが楽しそうに話しかけてきた。


「前に言ってた人のこと調べてきたよ~」

「前に言ってた人?」


麗華ちゃんはまたあの小さなノートを取り出した。