「あ!これこれ。えーと、名前は『多岐良助』。大手企業の息子だって!この高校に裏口入学したっていう噂があるらしいよ。」

「え~裏口入学とかやばくね?」

「未来ちゃん、この人とはあんまり関わらないほうがいいよ。」

「…そっか、多岐君ってゆうんだ。」

「ちょっと未来?聞いてんの?」

「え?聞いてる聞いてる!気をつけるね。」


少しだけあの男子のこと知った。

別に付き合おうなんて考えてなかったけど何故か知りたかった。

多岐良助…

今度から名前で呼べる…