「未来…そろそろ行こうか…」

「うん…」


未来たちは1歩ずつ歩き出す。

右手にはお兄ちゃんのシャープペンシル。

後ろを振り向くと布をかぶせてある家具が見える。

1つ1つの思い出とともにかぶせてある。


もう思い出は見えない…

もう思い出はいらない…


だからもう…


泣かない……