「はじめまして。私、『小谷麗華』。趣味は情報収集。何か知りたいことがあったらいつでも言ってね!」

「…はぁ。」

「未来、何でも聞いていいんだよ。例えば雪先生のこととか。」

「ちょ、ちょっと恵美ちゃん!」

「雪先生?誰それ?」

「塾の先生なんだけど、ここの3年生なの。それがさぁ~めっちゃかっこよくて~。そんでもって未来の…」

「恵美ちゃんってば!」

「いいじゃん。未来、雪先生のこと知りたくないの~?」

「…そりゃぁ、知りたいけど…」


あたしは顔を赤くして言う。