「おじいちゃん、涙が…涙が止まらないの…」


近くにいたおじいちゃんに歩み寄る。

するとおじいちゃんがぎゅっと抱きしめてくれた。

タバコの匂いがする。


「あたしなんで泣いてるの…?」

「大丈夫。おじいちゃんがいるから、大丈夫…」


上を見上げるとおじいちゃんも泣いていた。


「おじいちゃんも泣いてるの…?」

「うん…おじいちゃんも未来と一緒に泣きたいんだ…」


しばらくの間2人は泣きつづけた。