家に帰ると玄関でユキが出迎えてくれた。

一生懸命しっぽを振りながら喜びを表す。


「ユキーいい子にお留守番してたー?」


あたしはユキを抱き上げ、家に入った。

いつもと家の雰囲気が何か違う。

なんだか薄暗い…

あ、そうか…

おじいちゃんとおばあちゃんがいないからだ…