HRが終わり、あたしと恵美ちゃんは一緒に帰ることにした。

下駄箱で靴を履き替えていると、誰かに名前を呼ばれた。

久しぶりに聞く声だ…


「未来ちゃん!恵美!」

「雪先生、久しぶり~」


恵美ちゃんは戸惑いなく近づいて行った。


「お!制服似合ってんなぁ~」

「ほんと!?ありがとうございますっ!なんか照れる~」


そう言って恵美ちゃんは雪先生の肩を叩いた。