「未来、本当に一人で大丈夫なのか?」


後ろからおじいちゃんが心配そうに言ってきた。

おじいちゃんの隣でおばあちゃんも不安そううにであたしを見る。


「大丈夫だよ。行き方も知ってるし。」

「…やっぱりおばあちゃんだけでも付いていこうかね。」

「いいって!おばあちゃんたちは旅行楽しんできて!近所の人と旅行するの久しぶりなんでしょ。今まであたしのために行くの断ってきたんだから。」

「でも…」

「あたしのことは心配しなくていいから早く仕度して!今日から高校生だよ?もう大人なんだから大丈夫。」


そう言ってあたしは無理やり玄関に二人を連れて行った。