「それに亜里沙ちゃんは嫌な思い出なんかなってないと思うよ…たぶん、今でも友達だよ。」

「そ、そんなの分かんないじゃん!勝手なこと言わないで。」

「勝手なこと言ってるのはどっちよ!」


後ろから声が聞こえた。

そして壁の後ろから誰かが出る。


「恵美ちゃん…!」

「恵美…」


そこから出てきたのはまぎれもなく恵美ちゃんだった。