「あ、ありがとうございます。これも雪先生のおかげです。」

「オレの?」

「はい。受験の前の日に電話かけてくれて…星の妖精の話してくれて。」

「あぁ!」

「でもその星の妖精の話、雪先生が作った話でしょ。」

「あ…バレた?」

「バレバレです。…でも、嬉しかった。本当にありがとうございます。」


そう言ってあたしは雪先生に笑った。