何分たっただろう、恵美ちゃんが突然あたしの腕をつかんだ。


「あった…あったよ未来!あったよ!」


恵美ちゃんは目を丸くしてあたしに言った。


「そっか!よかった。おめでと、恵美ちゃん。」

「未来もおめでと!わー嬉しい。これで高校でも未来と一緒にいられるね。」

「うん。ほんと嬉しい。」


半泣きしながら話す恵美ちゃんはとてもかわいかった。

そしていつもの元気な恵美ちゃんに戻って嬉しかった。