「何でそんなに応援してくれるの？」


あたしは聞くと、恵美ちゃんは振り返ってこう言った。


「私は未来の専属ヒーローだから。」


そのときの恵美ちゃんの言葉は嬉しくて嬉しくて、受験への不安が一気になくなった。


あたしはＳ高に行ける…


あのとき恵美ちゃんがあたしにそう思わしてくれたから、諦めなかったんだよ。

恵美ちゃんが隣にいてくれたから、頑張れたんだよ。