「昨日の30分で何か感じなかった?」

「…なんか、雪先生と話してたら心臓がどきどきして…時間が早くたったような感じがした。でも、それだけだよ?」

「それだけで十分。…未来はもう、『恋』してるよ。」


この気持ちが恋なのか…

あたしはそのとき初めて気づいた。


「実は私も雪先生のこと狙ってたんだけど…でもいいや、特別に未来に譲る!」


恵美ちゃんは笑って言った。