休憩時間。

あたしは雪先生がくれた飴玉を食べた。

ピンク色の紙に包まれた小さな飴。

それはとても甘いいちご味。


「…おいしい。」


今日の30分のことを思い出す。

あたしは不思議と笑顔になった。


もしかしたら、この味が、


『初恋の味』だったのかな?