「てか犬飼ってるんだね。ユキちゃんだっけ?未来ちゃん、相当ユキちゃんのこと好きでしょ。」

「はい、でもなんで分かるんですか?」

「さっきユキちゃんの話してた未来ちゃんの顔、すごく優しい顔だったから。」

「そ、そうですか?別にそんな…」


あたしは恥ずかしくて顔を隠した。


「先生…雪先生は何か飼ってないんですか?」

「なにも。死んでそばからいなくなったら寂しいじゃん…」


雪先生は暗い顔になる。