「…こんな私でも友達って言ってくれるの…?いっぱい…いっぱいひどいことしたんだよ?」

「あったりまえじゃん。恵美ちゃんはあたしのヒーローだもん。」

「ヒーロー…?」

「うん、恵美ちゃんはあたしをいっつも助けてくれたから。だから今度はあたしが恵美ちゃんを助ける番。」

「未来…」

「ね、約束しよ。」

「え?」


あたしは恵美ちゃんの前に小指を出した。


「恵美ちゃんがあたしの専属ヒーローになるってさ。」


恵美ちゃんは迷いながらも小指を出してくれた。

そしてあたしと恵美ちゃんが小指1本でつながれる…