その無邪気な笑顔を見せないで

そのあっけらかんとした声を出さないで

その真剣なまなざしを向けないで

そんな顔を見せられたら

そんな声を聞かされたら

そんな瞳で見られたら

あなたを諦められなくなる

本当は何度も諦めようとした

本当は何度も嫌いになろうとした

それでも

あなたを思い出すといつも

心が

胸が高鳴りだす

この想いは

あたしの心にだけ留めておきたいのに

あなたはそれを許そうとはしない

何もかも許されないあたしの想いは

いったいどこに行けばいいのか

いったいどこにしまえばいいのか

わからないまま

どこかもわからない

迷路をさまよっているんだよ