「どう?智樺は、スタイルいいし、肌も綺麗で、元がいいから化粧映えするからやりがいがあったよ。それに凄く似合ってる」



鏡の中に映るあたしの隣で満足そうに笑う美紀。



「美紀…ありがとう」


「うぅん。あたしこそ。あたしね、将来スタイリストになりたいんだ」



知らなかった。美紀がスタイリストになりたかったなんて。


「だから、雄大くんから智樺を変身させてって頼まれた時、凄く嬉しかったんだ!」



明るい笑顔で笑う美紀は、夢に向かって真っ直ぐ進んでる瞳が輝いていて


とても、キラキラと眩しく見えた。