次の瞬間大きな音が響いた。 目の前には、倒れる優輝と 立ち竦む夢也。 教室中が目を疑った。 優輝は、学校一の不良、ケンカだけは誰にも負けない その優輝が、 目の前に倒れている なんなの、 無意識に口が開いた、 「坂崎夢也、 あなた、何者なの?」 「それは、自分で見つけて?」 「は?」 夢也は教室を出る前に、 言った。 「真実はもう、目の前にある」