それは、核心を突いた一言だった。 「貴方には、力がある……、いやあったからわかるかと思って。 なにかを感じとったのでしょう。 私もなんです」 姫里ちゃんも!? 「私の場合はあまり鋭くないのであまりわからないのですが、 不穏な感じが、最近いつもして」 不穏な感じ。 ただそれだけなのに。 「多分私は戦うのでしょうね」 すべてを感じとる君の方がもっと鋭い。