「今月いっぱいだ」 「なっ…!!!……―――ッ」 無性にやりきれない。 全て持ち駒のように進められていく事実が。 「すまないな…大和」 初めて聞いた親父の謝罪。 思わず耳を疑った。 「お前にだけでも残ってもらいたかったんだが…」 「…」 「幸先考えるとできない…。できないんだ…」 初めて心の内を聞いた気がしたんだ。