静かに。



ゆっくりと。




まるでその存在を再確認するかのように。




「……誰もお前のせぇなんて思ってねぇし」




ギュウウウウウッ




ありったけの感情をこめて、抱きしめた。





「……………」




「バカっ…ック…離してっ」




さわやかな風が入る窓が1つ、開いているだけ。




それ以外は無人の保健室で俺は抑制と欲情をくりかえした。




「聞いて…―――――――ンッ?!」




あ~無理。



コイツ可愛すぎなんだよ!


絶対抑制とかありえねぇ!!



(特に俺は!)