「大輔......」

と希夢が言う。

「何?希夢。」

と俺は聞く。



「柚姫ちゃんの分まで、私達......幸せになろうね?」



希夢......



「私、知ってたよ。大輔と柚姫ちゃんが血の繋がってない兄妹だって事......そして二人が好き通しだった事......大輔が柚姫ちゃんを忘れるために、私と付き合い始めた事。」



希夢......!?



「でも、良いの。それでも......何があっても私は、大輔が好きだから。......柚姫ちゃんが好きな貴方を含めて、大好きだから。」



希夢っ!



俺は、希夢を抱き締めた。