「俺も一緒になってやるよ。」

和哉......

「どうせ俺も死んでるしな。」

和哉......

「和哉は自分の好きな事して良いんだよ?無理して守護霊にならなくても......」

「言っただろ?俺はお前が好きだって。今までだって、お前の後をついて行っただろ。だから、今回もついて行く。」

......

「和哉......私、酷い事したんだよ?こんな醜い私を、まだ好きでいてくれるの?」

和哉は私をギュッと抱き締めた。

同じ霊体だから、触れるの。

「当たり前だろ。無理してお兄さんを忘れなくて良い。お兄さんを好きなお前もひっくるめて、お前を好きになったから......だから、これからも側にいさせて?」

ポロッ......

私の目から涙が零れた。



お兄ちゃん......

お互いの運命の相手は、別にいたんだね。

私も出会えたよ。
死んじゃってからだけど......

でも、お兄ちゃん達はまだ死んでないでしょ?



どうか

二人共......

生きて?



現世で幸せになれなかった、私達の分まで......



お兄ちゃん

私、お兄ちゃんの事大好きだよ。

希夢さんに嫉妬してしまう程に

でも......

これからは

和哉を愛して良いですか?

そして願って?

私と和哉が来世で幸せになる事を......