自分の部屋で声を押し殺して泣いた。


「ばか…わたし…」


今となってはもう手遅れ。

遠也は二度と手に入らない。


こうしてわたしは

生まれたばかりの自分の恋を

ハコに入れて、鍵をかけて

だれからも見られないようにした。