ありえない…杏菜のバカ。

遠也がわたしに告白?
イコールわたしのことが…好き?

ないない!杏菜も何考えてんだか。

だってわたし、遠也のこと何とも思ってないし!!

遠也だって……きっとそうだよ。


杏菜に相談してしまったばっかりに、モヤモヤとしたまま、放課後に。

中庭にいくと、遠也はもう来ていた。


あれ?はやいな…


「話ってなに?」

「実はさ、俺…」