「麻子と…離れて、ほかの人のところに行ったけど、あんまり楽しくなかった…っ、ファッションとか全く話合わないし、話合わないとすごいね、いやな目で見られるの…だから無理しすぎてたよ…」
少しだけ落ち着いた友達が少しずつあたしと離れてからのことを話してくれた。
「だからね…もう一回…麻子と一緒にいたいの…っ、ダメ?」
「……別にいいけど…」
ぱぁっと表情が明るくなったのがわかった。
「ウザいっていったの、ごめんね」
「いいよ、あたしがウザいのはホントだもん」
「また一緒にいるんだから。そんなこと言っちゃダメ」
「あはは、そうだね。もう言わない…かも」
「かも?」
「いえ、いいません!」
二人で笑いながらあたしの晩御飯を選んだ。