そして、ほんとのパパみたいに接してくれるケンゴに、

あたしは「好き」って気持ちを抱いてたんだ。








もう、帰ろうかってなったとき。


「ケンゴ…好きだよ…」


と口に出してしまっていた。




「俺の事なんか好きになるな。俺は…最低だから」

あたしは意味が分からず、

「なんで?だってあたしにホントのパパみたいに接してくれた…」



「お前に声をかけたのは…。ホントは…ホントは…っ」