「うは〜スゴいね千優」
「ふふッありがと。でもサンゴ達もスゴいじゃん」
今はちょうど正午、お昼ご飯の時間。
一旦教室に戻り、壱とサンゴとシンと私で昼食を食べてる。
午後からは残り1試合と決勝戦がある。
勿論、順調に勝ち上がった私と壱は見事全勝。
サンゴとシンも今の所全部勝ってるみたいだ。
「だけど、シンがあそこで決めてくんなかったらヤバかったんだー。ありがとね、シン」
サンゴがシンに微笑むと、少しシンの頬が赤くなった。
「…いえ。当然の事をしたまでですし、サンゴ様が喜んでくれただけで満足ですし、本当お役に立てて良かったです」
一気に喋ったシンは肩を揺らし呼吸していた。
…分かりやす過ぎでしょ!
笑いが込み上げてきたけど、必死に堪えた。
シンはサンゴが好きなんだ…!!
サンゴはシンを見て不思議そうに首を傾げていた。
絶対サンゴは気付いてない…鈍感なんだ。
ご愁傷様…、シン
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