あれから何度か謝り、次からは気をつける、という事でお許しを貰った。
もー今日は朝から最悪だ…
はぁぁー
席に着いて机に唸垂れていると、頭を2回ポンポンされた。
誰よ、こんな時に…
面倒臭いけど頭を上げた。
「ぅわッ」
超ドアップな顔。
「あははッ!びっくりしたー?」
「もー朝から心臓に悪いよ、サンゴ」
私が頬を膨らすとサンゴは人差し指でツンツン突き、プスーと空気が抜けた。
「「フッあははははッ」」
顔を見合わせ二人で笑った。
何だか嫌な気分もサンゴのお陰で吹っ飛んだかも。
「あのさ?放課後一緒に頑張ろーね」
へ?
「じゃあ、また」
意味分からない私を残し、手を振って自分の席に戻っっていった。
同時にチャイムが鳴り、聞けず仕舞いで授業が始まる。
まあ…いっか!!
そう思い流し、この言葉の意味を知るのは放課後。
この事から事件が起きるなんて全く思う筈も無かった――――――…
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