お姉ちゃんは本当に幸せそうな顔をしている。

あたしまで幸せになれそう。

あれ??

あたし何か忘れてないかな??

というかなんでこんな話になったっけ?


「あ゛―――――!!!」

あたしは叫んでしまった。


「どうしたのよ~

 行き成り叫んだりして。」

お姉ちゃんは『もぉ!!』と言ってあたしを見る。


「お姉ちゃんあたしに言う事があるって言ってたよね?」

「あ~そのこと!!」

さっきはそんな軽いノリの話に見えなかったけど・・・?


「お姉ちゃんね~

 出来ちゃったの。」

お腹に手をあてて嬉しそうな表情で言う。

あたしは・・・

放心状態。