それでもお姉ちゃんは話を止めようとはしない。


「お母さんとお父さんが離婚してからずっとかな??

 あんなに人懐っこくて言ったら悪いけど
 『ついてきて』って言われたら誰にでもついていきそうな鈴が・・・
 いなくなっちゃったんだ・・・・・・

 鈴は人が信用出来なくなっちゃったんだよね?

 でも離婚だけが原因じゃないでしょ?

 他にも何かあったんでしょ?


 お姉ちゃんに話せない??

 友華ちゃんは知ってるの??

 一人で抱えてるの??」


お姉ちゃんはとうとう泣き崩れてしまった。


あたしは『ごめん・・・』と言うことしか出来なかった。

お姉ちゃんの隣に座るとお姉ちゃんはあたしを抱きしめてくれた。