そういって冴子は席にすわったまま身じろぎもせずにこちらを見た






「ねえ私何か悪いことした?」「いいえ別にしてないわよ」「ごめんなさい人見知りがまだひどくて」「そうなんですか」「ええ」





里香は突然刺すような目でみる彼女のことも暗い瞳もみんなきのせいかもしれないと思った





「これから楽しみだね」「看護婦一年生」






「私の小さい頃からの夢だったんです」「へえ夢だったの」「私は自分が病気だったからそれで今度は面倒を見る側に回ろうと思って入学したの」





脳天天気そうに里香は笑った・・・・