その女性は、体を悪くして休んでいたから年が里香より4つ上だった



「どこが悪かったんですか?」「ちょっと心臓を悪くしてね」「そうなんですか」



「入院してたの」「そうなんですか」里香はいたって健康体で入院したこともこれまでなければ心臓だって毛が生えてるかと思うくらい元気だった



「これから2年よろしくね」「はい」里香は新しく友達が出来たと思って嬉しかった



ただときたま冴子の視線が刺すような気がするほか置いては何も変わりなかった



(ああいうするどい目なのよねたぶん)



あまり気にしないたちの里香はそのくらいに考えていた