私と真由は朝マックを終え、学校へと向かった。 「あー学校めんどぉ」 真由が私の隣でダルそうに言う 「ほんとめんどいわぁ」 「なんか楽しいことないかなぁ…あっ!」 真由が何か思いだしたように私の顔を見た。 「ん?なに?」 「怜奈、王子のこと知ってる?」 「王子…?」 私が翔太の存在を知ったのはこのときが初めてだったんだ。