そんなこんなで学校に到着。


将校口に貼り出された紙には、クラス別に生徒の名前が書かれたていた。

そこに群がるたくさんの生徒たち。

クラスはA組からD組までの4クラスだ。

愛美も自分の名前を探すした。



(羽柴愛美・・・羽柴愛美・・・羽柴・・・・あった!)



B組だ。


(信也は??)



『あっ、俺C組。』



(なんだ・・・同じクラスぢゃないんだ・・。)


少しがっかりした愛美に気づかない信也は平然とした態度で続けて言う。


『愛美はB組かぁ。ぢゃあ隣のクラスだな。』



『・・・そだね。』


『そんぢゃ、また!』


『え?あっ、うん。またね。』


そしてお互い自分のクラスへと足を運ぶ。


あいかわらずそっけなく鈍感な信也。
本当に昔と変わっていない。


(隣のクラスなら・・・いいよね。)


愛美はそう自分に言い聞かせ、自分の席を探す動作に取り掛かった。