・・・なんなんだよぉ。
稜のやつ。
なんでこんなに怒ってるんだろ?
でも、ホントにいないのかなぁ。
いなかったら、まだ希望はあるよね!?
よかったぁ。
よぉし!これからがんばるぞぉ!!



・・・綾姫のやつ。
なんでわかるんだよ。
てか、自分だって事に気づけよ。
なんでわかんないかなぁ。
オレ結構アピールしてると思うんだけど・・・。
今日だって無意識のうちに綾姫のおでこに手やってたし・・・。
よし!オレ今日から今まで以上にがんばることにしよう!!


「「綾姫♪」」

「おぉ!二人とも。どうしたの?」

「どうだった?」

「稜となんか進展あった?」

「別に。なにも?」

「はぁ?!なに嘘ついてんの!!」

「うちらちゃんと見てたんだからね!綾姫たちがメモ回ししてたこと!!」

「・・・見てたんですか。」

「あったりまえじゃん♪」

「うちらをだれだと思ってんの?」

「稜に好きな人いるか聞いただけだよ。」

「で?いるのいないの?」

「いないらしい。」

「ふぅん。まっいっかぁ。」

「そうだ!瑶亜に頼みがあるんだけど・・・。」

「なに?あたしにできることならなんでもするよ♪」

「・・・今日、稜にリベンジしようと思って。」

「ホント!?綾姫最高!それでこそあたしの綾姫チャン♪」

「や。瑶亜のじゃないし」

「まぁね♪」

「で、ついてきてほしいんだけど。」

「ん。いいよ!いつすんの?」