「綾姫さぁ。実は貴琳のこと好きだったりする?」

「ハ?ナニイッチャッテンノ?」

「だってそうなのかな?って思って。」

「んなわけないじゃん!うちは稜のことが好きなんだって!!」

「だってカップルにしか見えなかったし。」

「それは翠たちが見て思ったことでしょ?」

「そうだけどさぁ。」

「ならそれでいいじゃん。うちが好きなのは稜なの。」

「うん。そうだね!」

「さっ。教室戻ろ!!」

「うん!行こう!!」      タッタッタッタッ

「あ、貴琳がまたなんか書いてる。」

「きーりん♪なに書いてんの?」

「見てわかんないの?」

「わかるわけないじゃん!」

「は?お前の目は節穴か?」

「節穴じゃないし!!だいたいこれなに?」

「どう見たってドラえもんだろ!!」

「プッ。これがドラえもん!?貴琳、下手にもほどがあるよ((笑」

「お前ふざけてんじゃねぇぞ!!」     ダーーーーーー!

「やっ。ちょっと。やめてよ!」     タッタッタッタッ

「お前が悪いんだろ!?」      パシッ

「あっ。離してよ!」

「ダーメ!ちゃんとお返しぃないとねぇ。」    キーンコーンカーンコーン

「あ、鐘がなった。さぁ、座ろうね♪」

「ちっ。あとで覚えてろよ!」

「覚えてないよー!!」


「席付けー。授業始めるぞー。」